読んで字のごとく教育とは「育つことを教える」ことだと思う。何かを教えようとしてもそれは小さな自分をもうひとり増やすだけ。教えてわかるくらいなら苦労はいらない。学生はひとりひとり輝く才能を持っている。それを発見し、後押しをしてあげる。それは学生にとっては、自分を育てる喜びを、教師にとっては、学生を育てる喜びを与えてくれるはず。
教師にとって一番大切なものは、「情熱」だと思う。自分がやってきた「仕事」がどんなに楽しかったのかを見せるだけで、学生は何かを感じ取ってくれるはず。あとは、学生たちに常に刺激を与え続け、自分で表現方法を考えさせ、相談に乗ってあげる。その上、自分で答えを出させる勇気を与え、成功に導かせる。「愛と勇気とサクセス」の教師でありたい。
年間4回の集中講義(必修)でWebデザインのイロハを教える。ちょっと考えられない位むずかしい授業だ。おまけに、コンピューター室のMacは、ソフトがまったく整備されていず、一般教室で教えるという環境。だけど、それがとても新鮮でいい。昔ながらの黒板を使い前半は「理論」を、後半はさすがに自分のノートを使っての「実践」と2部構成。なんとか「Webデザイン」の楽しさを、可能性の大きさを学生に知ってもらいたいと思っている。
| CONTENTS | |||
|---|---|---|---|
| 1 | 理論編 |
Webとは (1)インターネットのスタート (2)アップルコンピューター (3)wwwの意味 Webデザインとは (1)範囲 (2)要素 (3)媒体としての重要度 |
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| 2 | 理論編 |
Webデザインのワークフロー (1)コンサルティング〜メンテナンス (2)制作役割分担 Webデザイン・レイアウトの基礎 (1)XHTML+CSS (2)USABILITY |
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| 3 | 実践編 |
Webデザイン・レイアウト (1)XHTML+CSS (2)TOPページレイアウト (3)レイアウトのポイント5 (4)グリッドデザイン (5)RGB (6)タイポグラフィ |
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| 4 | 実践編 |
Webデザインの実際 (企画書〜ON AIRまで) (1)ALL ABOUT MASAYUKI NAGAI (2)国立劇場「歌唱編」 おすすめWebサイト (1)企業サイト (2)個人サイト (3)海外のサイト |
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師匠と仰ぐ多摩美・学長の中島祥文さんから直々の依頼があり、土曜日でよければと引き受けた授業。ただひとつ、「自分の作品をどうやって上手にプレゼンしたらいいのかを教えてもらいたい」との事。最初は試行錯誤の連続でずいぶん悩みもしたし、それこそ資料も山のように捜した。自分で新らためて、「デザイン・プレゼンテーション」の大切さに気がつく貴重な授業となっている。半年間で学生の成長の早さに本当にビックリするばかりである。
| CONTENTS | 課題 | |
|---|---|---|
| 1 | 5年先のビジョン+授業の指針+永井プロファイル | |
| 2 | デザインプレゼンとは+デザイナー心得 | 自画像 |
| 3 | 課題発表+平面デザインのフローチャート+(1)オリエンテーション | 自己紹介 |
| 4 | 課題発表+(2)企画書の作り方 | 好きな服について |
| 5 | 課題発表+(3)ラフ案の作り方 | グループ展パンフ |
| 6 | 課題発表+(4)プレゼンテーションについて | 個展のハガキ |
| 7 | 課題発表+(5)撮影(6)レイアウト(7)印刷 | 個展のチラシ |
| 8 | 課題発表+エディトリアルデザインについて | フリーペーパー表紙 |
| 9 | 課題発表+ロゴマーク・ロゴデザインについて |
ポートフォリオ 企画書 |
| 10 | 課題発表+ポートフォリオについて |
ポートフォリオ ダミー |
| 11 | 課題発表+フリーペーパーについて |
フリーペーパー グループ分け |
| 12 | グループ作業(フリーペーパー) | |
| 13 | グループ作業(フリーペーパー) | |
| 14 | 課題発表(コンクール) |
自分で企画書を書き、カリキュラムを作り、当時の市瀬昌昭所長にポートフォリオを携え売り込みに行き、採用されるという記念すべき教師第一歩の授業である。広告の3媒体を、ひと通り、課題によって経験させるというけっこうハードなカリキュラムである。1回3時間の授業を、どうやって学生たちの興味を引きつけるかで最初はずいぶん悩んだりもした。CD、ビデオ、実際の作品、現場の話等、非常にエンターテイメントを重視した楽しい授業を目指している。
| CONTENTS | 課題 | |
|---|---|---|
| 1 | 5年先のビジョン+授業の指針+「佐藤可士和(VTR)」+アートディレクターの心得 |
渋谷の街 好きな広告 |
| 2 | 課題発表+フローチャート+「奥山清行(VTR)」+(1)オリエン+(2)企画書 | 日本観光局ポスター |
| 3 | 課題発表+(3)ラフ案+(4)プレゼンテーション+「リリーフランキー(VTR)」 | 「東京タワー」装丁 |
| 4 | 課題発表+(5)撮影+「鈴木成一(VTR)」 | 「東京タワー」雑誌広告 |
| 5 | 課題発表+(6)レイアウト+(7)印刷+「上田義彦(VTR)」 | BEFORE/AFTER |
| 6 | 課題発表+TVCF+「永井TVCF作品集(VTR)」+フローチャート | 私の好きなTVCF |
| 7 | 課題発表+(1)撮影(2)編集+「箭内道彦(VTR)」 | 「ユニクロ水着」TVCFコンテ |
| 8 | 課題発表+エディトリアル+「佐藤卓(VTR)」 | フリーペーパー表紙 |
| 9 | 課題発表+「吉岡徳仁(VTR)」 | ピンクリボン大賞応募 |
| 10 | 課題発表(コンペシュミレーション)+「奈良美智(VTR)」 | 自分の名刺 |
| 11 | 課題発表+Webデザイン+「植村比呂彦(VTR)」 |
フリーペーパー グループ分け |
| 12 | 「フリーペーパー」グループ自主制作 | |
| 13 | 「フリーペーパー」グループ自主制作 | |
| 14 | 「フリーペーパー」グループ自主制作 | |
| 15 | 「フリーペーパー」グループ課題発表(コンテスト) |
3時間の授業を前半・理論編、後半・実技論と分け、最終的に自分のホームページを自分でサーバーに立ち上げるというカリキュラムである。デザイン科の必修授業になっており、3クラスを教えている。最初は、おそるおそるMacをさわっていた学生達が夢中でホームページを立ち上げる姿に、こちらの方がうれしくなってくる始末である。毎年、新しいソフトが出てくるし、教師も勉強にいそがしいのがつらい所である。
| CONTENTS(理論) | CONTENTS(現場) | 課題 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 先生紹介+アンケート | 授業の指針+Webデザインの範囲 | おすすめサイト |
| 2 | 課題発表+Webデザインとは | Webのなりたち+用語 | BEFORE/AFTER |
| 3 | 課題発表+企画書チャートの作り方 | XHTML+CSS | AFTER企画書 |
| 4 | 課題発表+レイアウト+ラフ案 | CSSを使ってレイアウト | AFTERラフ案 |
| 5 | 課題発表+寸評 | 素材(画像)をWeb用に最適化 | AFTERモックアップ |
| 6 | 課題発表+寸評 | Dreamweaber((1)基本操作) | 自分のHPの企画書 |
| 7 | 課題発表+サイトマップ | Dreamweaber((2)Webデータ) | 自分のHPのサイトマップ |
| 8 | 課題発表+寸評 | Dreamweaber((3)サイト設計) | 自分のHPのラフ案 |
| 9 | 課題発表+寸評 | Dreamweaber((4)サンプルデータ) | 自分のHPのモックアップ |
| 10 | 課題発表+寸評 | Dreamweaver((5)全体の作業工程) | |
| 11 | Dreamweaver(モックアップ→Webデータに) | ||
| 12 | HP自主制作(1)+個別アドバイス | ||
| 13 | HP自主制作(2)+個別アドバイス | ||
| 14 | HP自主制作(3)+個別アドバイス | ||
| 15 | HP品評会 | ||